住宅価格が毎年のように上がっていくのはなぜ?

こんにちは!転職博士です。

「住宅価格が上がっている...」というニュースを耳にする機会が増えたと感じる方もいるのではないでしょうか?

国土交通省が発表する「不動産価格指数」を見ても、2013年始め頃から住宅価格が右肩上がりで上昇していることがわかります。

なぜ、住宅価格が毎年のように上昇しているのでしょうか?

今回の記事では、住宅価格が毎年のように上がっている理由を解説します。

住宅価格の高騰は、建築業界で注目されている話題との関連性が高いのも特徴です。

建築業界の基本的な知識を身につけるためにも、ぜひ最後までご覧ください!

【参考】国土交通省|不動産価格指数(令和7年11月・令和7年第3四半期分)を公表

~不動産価格指数、住宅は前月比 0.7%増加、商業用は前期比 1.1%増加~

理由1:建設資材の高騰と円安

建物を建てるための材料の値上がりが続くと、住宅価格に影響を及ぼします。

一般財団法人 建設物価調査会では「建設資材物価指数」を毎年公開しており、2026年2月の建設資材物価指数(2015年が基準)を見ると、建築部門と建築補修でいずれも前月比0.2%上昇しています。

前年同月比では、建築部門で3.6%上昇、建築補修で3.2%上昇しているように、建設資材価格は前年同月と比べて高騰していることがわかりますね。

さらに、住宅価格は円安の影響も受けやすいのが特徴です。

日本は建築資材の多くを輸入に頼っているため、世界情勢の影響を受けやすく、輸入する材料の価格が上がれば住宅価格が高くなってしまいます。

【参考】一般財団法人 建設物価調査会|建設物価 建設資材物価指数®

理由2:労務コストの上昇

労務コストが上昇すると、住宅価格の値上がりにつながります。

国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について〜今回の引き上げにより、14年連続の上昇〜」が公表されているように、令和8年3月から適用される公共工事設計労務単価が決定しました。

公共工事設計労務単価は、平成25年度から14年連続で上昇していることが注目されています。

公共工事設計労務単価は、公共工事に適用される労務単価ですが、公共工事以外でも公共工事設計労務単価を参考に労務単価が決められます。

住宅価格の動向を掴むために、公共工事設計労務単価をチェックしておくことが大切です。

【参考】国土交通省|令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について〜今回の引き上げにより、14年連続の上昇〜

理由3:高性能住宅へのシフト

国土交通省では、住宅をはじめとする建物の省エネ基準を引き上げています。

高性能住宅にシフトしていることから、高性能な断熱材やサッシ、最新の省エネ設備の導入など、現在の住宅には従来の標準よりも高い性能が求められています。

ただし、高性能な断熱材やサッシ、最新の省エネ設備を導入するとコストが増大し、結果的に住宅価格が上昇しやすくなるのも特徴です。

住宅価格の上昇は、住宅がより高品質で長持ちする資産へと進化している結果ともいえます。

【参照】国土交通省|省エネ基準引き上げへ。脱炭素化も。家と建物の新しい標準を、わかりやすくご案内します。

まとめ

今回は、住宅価格が毎年のように上がり続けている理由を解説しました。

建設資材の高騰や円安、労務コストの上昇、高性能住宅へのシフトなどの複数の要因が影響している現在の状況では、今後も住宅価格が大幅に下落する可能性は低いでしょう。

しかし、視点を変えれば、それだけ建築技術者の価値が高く評価されている時代ともいえます。

高い専門性知識やスキル、経験を持つ建築技術者の需要は、今後ますます高まっていくと予想できます。

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