土木現場のリスクアセスメント、危険源でよくあるもの
こんにちは!転職博士です。
「建設重機が動き回っている現場」「高所での作業」。
このような危険要因がある土木現場では、労働災害を防ぎ安全に作業をするための取り組みがなされています。
土木現場での労働災害を未然に防ぐための取り組みの一つが「リスクアセスメント」です。
リスクアセスメントという言葉を聞いたことがあっても「具体的にどのような取り組みなの?」と、なかなかイメージできない方もいるかもしれません。
そこで今回の記事では、土木現場におけるリスクアセスメントの考え方と現場でよくある危険源について、具体例を挙げながら詳しく紹介します。
作業員が安全で快適に作業ができるように、ぜひリスクアセスメントや危険源について、理解を深めていきましょう!
リスクアセスメントとは
リスクアセスメントとは、土木現場で作業を始める前に「どのような危険が潜んでいるか」を洗い出し、労働災害が起きないように事前に対策を考えることです。
労働災害が起きてから対応するのではなく、起きる前に想定するのがポイントです。
土木現場では、作業内容や現場環境が日々変わるため、その都度リスクを見直しながら適切な対策を講じることが重要とされています。
リスクアセスメントという言葉を聞くと、一見難しい手法に感じるかもしれません。
実際には「この段差で転びそうだな」「この位置だと重機が見えにくいから、接触事故が起きるかもしれない」といった気づきを言葉にし、作業員全員に共有することです。
厚生労働省「職場のあんぜんサイト」でも、リスクアセスメントの用語解説や対策を講じる際の具体的な内容についての説明があるので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
【参考】厚生労働省|職場のあんぜんサイト 安全衛生キーワード「リスクアセスメント」
危険源1:足元・作業床まわり(つまずき・転倒)
労働災害の中で、もっとも発生件数が多いとされているのが「つまずき・転倒」に関するものです。
土木現場では、舗装されていない地面や足場の悪い場所が多く、足元の状態が不安定になりやすいのが特徴です。
たとえば「段差や掘削箇所が目立つ」「雨が降った後で地面が滑る」「資材の仮置きをしていて通路が狭い」などがあると、つまずき・転倒につながることがあります。
「いつも問題なく通っている場所だから大丈夫」という油断によっても、労働災害が起こりやすくなります。
足元の危険は目立ちにくく気づきにくいこともありますが、リスクアセスメントでは必ず確認すべきポイントです。
危険源2:重機・車両まわり(はさまれ・巻き込まれ)
重機・車両周辺で発生する労働災害は、重篤な事故につながりやすい危険源です。
特に「重機・車両のオペレーターから作業員が見えない」「誘導の合図が曖昧で勘違いしてしまった」「作業範囲が明確に区切られていない」などは、大きな労働災害につながるリスクもあるため要注意です。
このような状況では、重機・車両とのはさまれや巻き込まれ事故が発生しやすくなります。
また、現場の作業が忙しくなるほど、周囲の確認がおろそかになる傾向があるため、常に作業員同士で声掛けをして作業をすることも大切です。
施工計画を立てる際は、重機・車両の動線や人の立ち位置を具体的に想定し、危険が重ならないように考えることが重要です。
危険源3:高所(墜落・転落)
高所作業における墜落・転落事故は命に関わるケースも多く、土木現場で特に注意が必要な危険源です。
土木現場では、足場や法面、コンクリート構造物の上部など、高所での作業は日常的に行われています。
「手すりや安全設備が十分でない」「足場の設置状況が悪い」「作業時に無理な体勢になる」などの条件が重なると、墜落・転落事故のリスクが高まります。
作業を始める前に、足場や安全設備が問題なく設置できているか、責任者が確認することが欠かせません。
安全衛生上、高所作業時に危険が生じる可能性がある場合は、作業内容だけでなく作業環境そのものを見直すことも必要です。
まとめ
今回の記事では、土木現場のリスクアセスメントや主な危険源について解説しました。
土木現場のリスクアセスメントでは「足元・作業床まわり」「重機・車両まわり」「高所」などを中心に、基本的な危険源を押さえることが重要です。
建設業界は危険な仕事というイメージを持たれがちですが、実際には労働災害を防ぐための知識や臨機応変な判断が強く求められる仕事でもあります。
こうした安全への取り組みを知ることで、土木の仕事の奥深さを感じてもらえるのではないでしょうか?
土木現場では、労働災害を防ぐために適切な安全対策がされていることがわかりますね!

