実は建設業の原価で一番ブレやすいのは「材料費」じゃなく「人件費」

こんにちは!転職博士です。

建設業の原価と聞くと、コンクリートや鉄筋などの材料費を思い浮かべる方もいるかもしれません。

コンクリートや鉄筋などの資材の価格が上がれば、工事全体のコストも上がりますが、実は原価が大きくブレやすいのは、材料費よりも人件費ということを知っていますか?

そこで今回の記事では、建設業の原価で人件費が一番ブレやすい理由を解説します。

人件費のブレを小さくするためにできることも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

建設業の原価には何がある?

建設工事の原価は、大きくわけて「直接工事費」と「間接工事費」の2つで、次のような違いがあります。

工事原価の種類概要
直接工事費建築物や構造物をつくるときに直接かかる費用・材料費(資材費) ・人件費(労務費)
・直接経費(現場事務所の設置・撤去にかかる費用・水道光熱費)
間接工事費工事全体を進めるときにかかる費用・共通仮設費(運搬費・交通管理にかかる費用・品質管理に関する検査費用) ・現場管理費(現場監督の給料・法定福利費・福利厚生費・保険料・交際費)

「材料費」と「人件費」は、工事原価の「直接工事費」に含まれます。

【参考】

国土交通省|建設労働者等の雇用に伴う必要経費を含む金額の参考公表(試行)

材料費よりも人件費がブレやすい理由

人件費がブレやすい理由は、日々の作業の積み重ねで発生します。

このように、数字として把握するのが難しいことが、材料費よりも人件費がブレやすくなる大きな理由です。

材料ごとの数量や単価をある程度事前に把握できるため、工事計画の段階で想定しやすいのが材料費です。

一方で人件費は、現場の状況によって大きく変わります。

たとえば

  • 天候不良によって作業が中断になる
  • 想定外の手戻りが発生する
  • 作業効率が作業員によって変わる

このように、日々の小さなズレが積み重なり、最終的に人件費に影響します。

人件費は、作業員と現場がどう動くかによって、想像以上にブレやすい原価といえます。

人件費のブレを小さくするためにできること

人件費のブレを抑えるために重要なのは、単純に施工日数を短縮することではありません。

人件費のブレを抑えるためにできることとして、次のようなものがあります。

できること概要
無理のない工程を組む詰め込みすぎず、余裕のある工程を組む →遅延や手戻りを防ぐ
経験差やスキルを考慮した人員配置をするベテランと未経験者を組み合わせるなど、難易度に応じて人員を配置する →作業効率の差が生じにくい
作業前の段取りを丁寧に行う作業の流れを事前に確認し、どこで・誰が・何をするかを共有する →作業中の迷いを減らせる
作業の進捗をこまめに確認する予定通りに作業が進んでいるかを途中で確認する →小さなズレを早めに修正できる

人件費のブレを小さくすることは、作業員が働きやすい環境を整えることにつながります。

結果として、工事原価の安定と現場の負担軽減の両立ができるため、計画段階から知っておくことが大切です!

まとめ

今回は、建設業の原価において「材料費」よりも「人件費」がブレやすい理由を解説しました。

人件費のブレを抑えるというと、厳しい現場管理や我慢を強いられると想像しがちですが、実際には作業員が働きやすい現場をつくることにつながります。

本記事では、人件費のブレを小さくするためにできることも紹介したので、ぜひ現場管理の参考にしてみてくださいね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です