天候リスクを織り込んだ工程の組み方
こんにちは!転職博士です。
工程管理を行う現場技術者にとって、天候は最大のライバルといっても過言ではありません。
とくに屋外が中心となる作業では、天候不良により予定が中断となったり、職人さんの手配が変更となったりと、頭を抱える場面が多いでしょう。
しかし、天候不良による工期の遅れを何とかして取り戻すという考え方から、あらかじめ天候リスクを見込んだ適切な工程を設定する動きが加速しています。
そこで今回の記事では、天候リスクを織り込んだ工程の組み方を解説します。
心身の健康も守りながら現場作業を円滑に進めるために、ぜひ最後までご覧ください!
天候リスクを織り込んだ工程を組むポイント
国土交通省「直轄土木工事における適正な工期設定指針 令和7年3月」には、適切な工期設定に関する記述があります。
適切な工期を設定するためには、次の日数・期間を設定する必要があります。
【適切な工期を設定するために必要な日数・期間】
| 余裕期間 | 6ヶ月を超えない範囲内 |
| ①準備期間 | 工種ごとに決められる最低限必要な日 数 |
| ②施工に必要な実日数 | 「作業日当たり標準作業量について」で示される歩掛の作業日当たり標準作業量から算出 |
| ③不稼働日数 | 「休日」「天候等による作業不能日」「その他の作業不能日」の合計日数 |
| ④後片付け期間 | 最低限必要な日数は20日 |
天候リスクを織り込んだ工程を組むためには、不稼働日数の「天候等による作業不能日」を考慮する必要があります。
【参考】国土交通省|直轄土木工事における適正な工期設定指針 令和7年3月
天候リスクを織り込んだ工程の組み方
天候リスクを織り込んだ工程を組むためには、不稼働日数の「天候等による作業不能日」を設定しなければなりません。
国土交通省「直轄土木工事における適正な工期設定指針 令和7年3月」によると、過去5年間の気象庁と環境省のデータから、地域ごとの年間の平均発生日数を算出し、天候等による作業不能日を設定するのが基本です。
ただし、暴風等の気象における地域の実情を考慮しても良いとされています。
また、工種や施工時期に応じて設定し、天候等による作業不能日を算出する方法もあります。
【参考】国土交通省|直轄土木工事における適正な工期設定指針 令和7年3月
まとめ
今回は、天候リスクを織り込んだ工程の組み方を解説しました。
天候不良は、建設工事において工程遅延を招く恐れがあります。
遅延を取り戻すために無理に作業するのではなく、工程を組む段階で必要な日数・期間を考慮し、適切な工期を設定することが重要です。
天候リスクを織り込んだ工程を組む際は、ぜひ本記事で紹介した適切な工期を設定する方法を参考にしてみてください。
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